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虹の橋のメイと7匹のネコたち

初めて拾ってきたネコのメイは二十歳を目前に虹の橋へと旅立っていきました。我が家にやってきた8匹のネコたちののんびりなごなごした記録です。

フウのお母さん

フウが優しくなって、ミーシャももうフウのことを全く怖がらなくなりました。ミーシャがフウの頭をなめてあげるのも最近目撃しました!
そしてフウは私以外の人間にも心を許すようになりました。母は小さいフウを子どものように可愛がっています。野性味があり、警戒心が強くどこか険のあったフウが、甘えん坊で人なつこい飼い猫になってきました。
今日は苦労してフウを育てたノラネコ母さんの話をしようと思います。
10年以上前、私たちが以前住んでいた住宅地に三毛ネコが住み着きました。
細くて小さい体をした女のこでした。そのこがさらに小さい子どもを連れて歩くようになるのを見ると、かわいそうでこっそりエサをやるようになりました。母はそのこをチャーちゃんと名付けました。チャーちゃんはそれからしばらく子どもを産み育てていました。自分一匹でもノラで生きていくのは大変だろうに、子どもにご飯を食べさせるのは本当に苦労したろうなぁ。母は子どもにご飯を持って帰れるように魚肉ソーセージを与えていました。口にくわえて運べますから。
チャーちゃんの子どもの1匹をチャー坊と名付けましたが、成長してみると女のこだとわかりました。子どもを産んだからです。チャー坊の子どもがルルドです。フウはチャーちゃんの子どもで、チャー坊の妹です。だからルルドはフウの甥っ子なんです。
フウはチャーちゃんと一緒にうちに来るとき、しっぽをぴんと立てて一番でやって来ていたと母は話します。フウと一緒に来ていた兄弟の1匹は、家の前で車にひかれ亡くなりました。亡骸は庭に埋めて弔いました。
病気や事故の危険と隣り合わせで、いつもお腹を空かしているかもしれないノラネコたち。そういうネコが少しでも減るように私たちも微力ながら行動に移すことにしました。
ご近所だったネコを飼っている友人に捕獲機をお借りして、捕まえて動物病院で避妊、去勢手術をしてもらいました。そんなに多くはできなかったけど、3匹くらい手術をさせました。チャー坊もそのうちの1匹です。引っ越すときチャー坊を置いていくのは忍びなかったのですが、避妊して自分の分だけごはんを探せば生きていけると思うと少し慰められました。
そしてチャーちゃんは捕まりませんでした。少し離れたところに縄張りを移したのかもしれません。チャーちゃんを早くに避妊していれば、チャー坊もフウもルルドもいなかったんだなぁ。それはさみしいけれどフウの兄弟のように事故で死ぬこともなかったんだよね。どのネコも生まれたらみんな精一杯生きています。ご飯を食べたり、遊んだり、闘ったり、恋したり…。チャーちゃんも精いっぱい一生懸命生きたんだなぁ。もう天国に行ってしまったのかな…。それともまだ生きているかな。フウちゃん、チャーちゃん母さんに感謝しようね。



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フウちゃん、いいこになったね。

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ミーシャとも仲良くなって…感動の(>_<)

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うれしいな~(*^_^*)

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おしっこお布団にしなけりゃもっといい子なんだけど…(^_^;)

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それはきっとカイト君かもよ。(-"-)

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チャー坊の子ルルド。

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ルルちゃん、おばさんよ~。

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何か見えた?

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畑が見える。

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階段の上を気にするフウ。

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また遊びに来てね。

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